仕事といっても業種や職種は様々です。
また、同じ職業であったとしても会社によって一緒に仕事をする人は違い、待遇も全く違います。
社会人として働いていて、どのような仕事に就いていても体験するのが「仕事がつまらないから辞めたい」という悩みです。
仕事で大きなミスをしたときや、人間関係に悩んだりとその理由は様々です。
ですが、つまらないと感じるたびに会社を変える訳にもいきません。
そして、辞めたくて辛いのに我慢し続けるのも良くありません。
仕事がつまらないし、辞めたいという悩みを持った時はどうするのが正解なのでしょうか。
- 解説ポイント1:仕事がつまらないから辞めるのは良くない?
- 解説ポイント2:辞める前に考えるべきこと
- 解説ポイント3:辞めた後に後悔しない方法
今回はこの3つについて詳しく紹介して行きたいと思います。

確かにミスしたり怒られた時は一時的に辞めたいと思うことがあるかも…

辞めたいと思うこと自体は悪くないよ! その後どうやって対処するかが大事だよ!
仕事がつまらないから辞めるはNG?
職業によって、仕事内容や辛さは違います。
接客が大変だったり、体力的に大変だったりして、一時的に「この仕事は自分には向いていない」と考えてしまうことは誰にでもあります。
ですが、この世に楽して稼げる仕事や、サービスとして成り立っている職業はありません。
辛いと感じる内容は違っても、何かしら大変なことは必ずあります。
悩みの内容によりますが、今だけの問題であって社内環境が改善したり、部署を移動することで解決できるかもしれません。
もしも今、仕事を辞めたいと思っているのであれば、それは仕事を辞めることでしか解決できないのか、一度冷静に考えるべきです。
自分だけでは難しいという場合は、信用できる先輩や同期の人間に相談してみるのも一つの方法です。
第三者に相談することで、客観的に自分の状況を把握でき、今までにない悩みの解決方法が見つかるかもしれません。
また、その悩みのせいで精神的に限界なのであれば、休職するなどして一度冷静に考える環境を作る必要があります。
仕事がつまらないのは甘え?当たり前?
就職や転職、進学などの情報を発進している大手人材広告企業「マイナビ」が300人を対象に、仕事に対する意欲を調査をしました。
Q.仕事は楽しいですか?
- はい 51.8%
- いいえ 48.2%
調査の結果、職種や仕事内容は関係なく、全体の約半数が仕事が楽しくないと考えているということがわかりました。
具体的な理由として以下のようなものがあります。
- どれだけ働いても、給料が安いので生活が苦しい(38歳男性・建築業)
- 体力的にしんどいのでプライベートが全く楽しめない(34歳女性・介護関係)
- 単調な作業で毎日同じ作業の繰り返しであきた(35歳男性・流通関係)
- 家族のために稼がないといけないので、自分が好きなどは関係なく待遇が良い会社で働くしかない(36歳男性・教育関係)
やはりどのような仕事についても、仕事が楽しくないという悩みをゼロにするということは難しいようです。

2人に1人が辞めたいと思ってるなんて知らなかった!

職業とかは関係ないみたいだから、今の仕事を辞めれば解決するってわけではなさそうね!
辞める前に考えるべきこと4選
今の仕事を辞めて転職しても、仕事が面白くないという悩みが解決できる訳ではありません。
それでも辞めたいと思っている場合、失敗しないためにも事前に考えておくべきことが4つあります。
どのような内容なのか一つずつ見ていきましょう。
辞めたあとどうするか
今がつらいだけで辞めるのであれば、ただのその場しのぎになってしまう可能性がありますし、金銭的にも辛くなってしまいます。
また、次の目標が決まっていないと、ダラダラと過ごしてしまう可能性もあります。
退職後にどのような行動をするのか、しっかり決めておくことが大切です。
家庭があったり、すぐに次の会社で働く必要がある場合は、今の仕事を続けながら転職活動をすることも可能です。
転職エージェントに登録して、転職を考えている業界の特徴や会社ごとの待遇等、しっかり調べて失敗しないようにしましょう。
自分がやりたい仕事はどういう仕事なのか
今の仕事が楽しくないから、辛いからなど、なんとなくで辞めてしまうと転職先の会社でも同じ悩みをもってしまう恐れがあります。
そのような悪循環で転職を続けてしまうと、安定した生活を送ることさえも難しくなってしまいます。
なぜ今の仕事が楽しくないのか、それは職業のせいなのか、会社のせいなのか、しっかりと悩みの原因を理解しましょう。
そのうえで、自分がやりたい仕事は何なのか、見つめ直す必要があります。
自分の悩みとしっかり向き合い、考えることで転職による失敗のリスクを減らすことができます。
勤続した場合のキャリアアップの可能性を考える
仕事を辞めたいと思う理由の一つに、待遇面の悩みがあります。
給料が低かったり、平社員で本当に自分がやりたい仕事ができていないなどが主な内容です。
そのような悩みの場合は、今の会社で出世したときのことも考えてみましょう。
出世することで、仕事の内容や給料がアップする可能性は高いです。
出世後の具体的なビジョンが想像できない場合は、出世した友達や先輩に相談してみることで、想像しやすくなります。
出世後の仕事内容や、待遇が自分の理想でない場合は無理に残る必要はありません。
場合によっては、転職によりキャリアアップすることもできるので、そちらも視野に入れて考えてみましょう。
本気で取り組んで成果を出せば楽しくなるかも
待遇面ではなく、単調な毎日がつまらなかったり、なんとなく仕事が面白くないと感じている場合は、今の仕事を変えずに解決できる可能性もあります。
そのような場合、まずは「考える」ということを意識するようにしましょう
もっと作業効率を良くする方法はないか、業績や売り上げを上げるためにはどうするべきか、まずは考えることが大切です。
指示されたことだけを何も考えずロボットのようにこなす人と、常にいい方法を考えて自分なりの課題をもって仕事に取り組む人では、同じ仕事内容でも結果は全く違いますし、やりがいも全く違います。
精神的な悩みの場合、そのようにしっかりと自分の中で課題を持ち、動くことで解決できる可能性は大いにあります。

確かに感情的な意見を持っていただけで、なんでそんな考えになるのかはしっかり考えたことなかったなぁ

楽しく働くためにも、自分が今どのような状態なのかをしっかり理解しよう!
自己解決の前に人に相談するのも手
しっかりと考えても自分だけでは正解がわからないという場合は「相談」がとても大切になります。
たとえ同じ職場であっても、人によってそれぞれ経験してきたことは違います。
違う視点から自分を見てもらうことは、今までに見えなかった自分の状況を把握する上で、とても大切な作業です。
また、悩みの内容が人間関係などの場合は特に、相談することで解決法が見つかりますし、ストレスの発散にもなります。
将来のキャリアアップなどに関しても、様々な先輩や上司に相談することで、何かしらの助言を得られるはずです。
相談する時に一つ注意すべきなのが、相談の内容です。
なんとなくやる気が出ない、仕事がだるいから辞めたいと先輩や上司にそのまま伝えると、やる気がないと思われてしまい、人間関係が悪くなったりする恐れがあります。
あのとき辞めなければよかったと後悔しないために
仕事を辞める上で、一番気を付けないといけないのが後悔するということです。
何がつまらないのか、その原因などを考えて仕事を辞めた場合、仮に勘違いで合ったりしても次につなげることができます。
ですが、何も考えず一時的な感情で行動してしまうと失敗してしまうリスクが増えますし、そうなったときに必ず後悔してしまいます。
そうならないためにも、しっかり自分で考え頼れる友人や先輩がいたら、相談するようにしましょう。
退職をすること事態は悪いことではありません。ですが、後退する退職よりも、前進して今以上の自分になるための退職や転職の方が良いことは言うまでもありません。

後先考えず、感情で動いてしまわないように気を付けないといけないね!

自分がどうなりたいのか、それを解決するためにはどうすべきかを理解できていたら、あとは前進あるのみ!
まとめ
今回は、仕事がつまらないから辞めたいと思った時の対処法や後悔しない方法について詳しく紹介してきました。
仕事をつまらないと思うのは事態は珍しくはなく、2人に1人は感じていることです。
もしもそのような悩みを持った場合は、上記で説明したようにまずは冷静に考えることが大切です。
仮に辞めると決めていても、一時的な感情のみですぐに辞めてしまうと、後になって後悔してしまう可能性があります。
楽しくない理由をしっかりと考えて、働きながらでも理想の会社や職業を見つけることはできます。
そして何よりも「後悔」だけはしないように、しっかりと今の自分と向き合い、先輩や上司など自分の今を客観的に見てみたりするなどして考え、仕事を楽しむ側の人間になれるように行動していきましょう。