- 「学校を卒業してずっとニートだったから、もう就職するのは無理かも……」
- 「一度は働いていたけど、空白期間が長くて就職活動のやり方を覚えていない……」
このような不安を抱えている人はいませんか?
企業はニートに対してネガティブなイメージを持っていますが、ニートだからといって就職することをあきらめてはいけません。
ニートの人でも就職活動のやり方を工夫すれば就職できます。
まずは、自分ひとりで就職活動しようとせずに、就職のプロに相談してみましょう。
空白期間が長くなるとニートの人は不利なので、早めの行動が大切です。
就職活動のやり方がいまいちわからないニートの人は、ぜひこの記事を読んで下さい!
ニートでもやり方次第で、就職はできる!
世間から見たニートに対するイメージは厳しいものがあります。
- 空白期間が長く、社会に出て働いた経験がほとんどない
- コミュニケーション能力が低い
- 働くことに対してネガティブな思考を持っている
- 「自分が就きたい仕事」に対するこだわりが強い
など、ニートというだけでマイナスイメージを持たれ、就職においてハンデを背負ってしまうのが日本の現状です。
もちろんニートの人でも就職は可能ですが、正しい方法で就職活動を行う必要があります。
「就職活動なんていつでもできる」と、油断していると空白期間が長くなるだけなので、計画的に就職活動を進めていきましょう。
ニートには「一度社会に出て働いた経験のある人」と「まったく働いたことのない人」の2種類のパターンが存在します。
特に後者の場合、就職活動のやり方がわからず苦戦する可能性が高いです。
必ず活用したい!おすすめ就職サービス
では、いったいニートの人はどのようにして就職活動を始めればよいのでしょうか?
結論から言うと、ニートの人は就職を目指すなら、就職サービスを利用しましょう!
今回の記事でおすすめする就職サービスは、「ハローワーク」と「就職エージェント」です。
どちらのサービスも無料で利用でき、職員や専門のコンサルタントが求職者ひとりひとりにあった就職活動のサポートをしてくれます。
これからこの2つのサービスについて詳しく解説していきます。
おすすめ①ハローワーク
おすすめの就職サービスのひとつ目は「ハローワーク」です。
ハローワークは「日本の雇用を促進する目的」で作られた機関で、全国におよそ660ヶ所の事業所があります。
施設内にあるサービスは基本的に誰でも無料で利用可能。
ハローワーク内で求職者が利用できるサービスは、主に「就職支援」と「職業訓練校」の2つです。
- 就職支援:ハローワークの職員に仕事探しの相談ができる
- 職業訓練校:就職するために役立つ知識やスキルを無料で習得可能
親身に就職を支援してもらえる
ハローワークは、ひとりで仕事を探すのが難しい人におすすめできる就職サービスです。
施設内には専用の求人検索機が置いてあり、自分の希望条件にあった求人を見つけられます。
登録されている求人数も多いので、ニートの人でも就職できる可能性が広がります。
また、ハローワークの職員に就職活動の相談も可能。
希望の職種がわからない人は、職員に「自分の現状」や「求めている仕事の条件」を伝えれば、求職者ひとりひとりに合わせたアドバイスをもらえます。
履歴書の書き方や面接対策など、就職活動における実践的なサポートも職員の仕事です。
就職活動のやり方がわからないニートの人は、ひとりで悩まずにハローワークの職員に相談してみましょう!
職業訓練校で技術を身につける
職業訓練校は、「求職中の人が就職後に使えるスキルを習得する」ための公的な施設です。
訓練期間は一般的に2~6ヶ月で、テキスト代などの諸費用を除けば無料で受講可能。
受講できるコースは、「介護スタッフ養成科」「Webデザイナー科」「医科・歯科医療事務科」など、さまざまなコースがあります。
コースによっては、1〜2年の期間をかけて学ぶものも。
職業訓練校は大きく分けて「公共職業訓練」と「求職者支援訓練」に分けられます。
- 公共職業訓練:「失業保険を受給している求職者」が受講可能
- 求職者支援訓練:「失業保険の給付を受けてない求職者」が受講可能
ニートの人の場合、後者の求職者支援訓練を受講して就職活動を行うことになります。
こちらは条件を満たせば、訓練の受講手当として月額10万円受給できます。
手当を受給しながら役立つスキルを身につけられるので、ニートの人はぜひ受講を検討してみて下さい!
おすすめ②就職エージェント
もうひとつのおすすめの就職サービスは「就職エージェント」です。
就職エージェントは、求職者ひとりひとりに対して専任のコンサルタントがついてくれます。
- カウンセリング
- 面接対策
- 企業との連絡
- 面接の日程調整
など、コンサルタントはこれらの就職活動全般のサポートを無料で行ってくれます。
また、就職のプロ目線で求職者にあった求人を紹介してくれるので、ニートの人は就職エージェントを利用しない手はありません。
世の中には、ニートの人限定で利用できる就職エージェントも存在します。
各就職エージェントでしか取り扱っていない非公開求人もあるので、「複数の就職エージェントを活用する」ことが就職成功への近道です。
ニートの人は積極的に就職エージェントを使ってみて下さい!
ニートに就職サイトはおすすめできない!
これまで紹介したハローワークや就職エージェントのほかに、「就職サイト」に登録して就職活動を進めるといった方法もあります。
有名な就職サイトの例を挙げると、「リクナビ」「マイナビ」「doda」などです。
ただし、就職サイトは以下の理由でニートの人にはあまりおすすめできません。
- 前述した2つのサービスのように、就職活動をサポートしてくれる人がいない
- ニートの場合は経歴に空白期間があり、それが就職活動の足かせとなってしまう
また、就職サイトには安価で求人を掲載できるため、採用費用が安くなる傾向があります。
言い換えれば、就職サイトに掲載されている求人はブラック企業である可能性が高いです。
ニートの人は就職サイトの利用を極力さけるようにしましょう。
ニートから就職を成功させるにはあきらめないことが重要
ニートから就職を成功させるためには、けっしてあきらめないことが大切です。
1社面接を受けて、内定をもらえなくても悲観しないで下さい。
内定をもらえなかった企業は「今回はご縁がなかった」と切り替えて、次の企業の面接を受けていきましょう。
ニートをしていた経歴をプラスに働かせるのは難しいですが、求人に応募しているうちに相性のよい企業がきっと見つかります。
空白期間を作ってしまったことに対してきちんと反省をし、遅れを取り戻すためにこれから何をしていくかを面接でアピールできれば問題ありません。
それでも就職活動をしていてなかなかうまくいかない人は、求人に応募している数が絶対的に少ないのが原因のひとつです。
企業の求人を見て少しでも興味を持ったら、どんどん応募して下さい。
就職活動を地道に続けていくことが、ニートの人が就職に成功する一番の近道と言えます。
まとめ
ニートの人が就職するための方法をまとめてみました。
空白期間が長いとニートの人はどうしても就職活動で不利になりますが、就職できないということはありません。
ひとりでやみくもに就職活動をしようとせずに、「ハローワーク」や「就職エージェント」を利用して就職のプロの力を借りましょう。
ハローワークの職員や就職エージェントのコンサルタントは、ニートの人の就職活動もきちんとサポートしてくれます。
また、ハローワークを利用するなら、職業訓練校に通うという手段もあります。
一定の条件を満たせば、手当てを受給しながら今後役立つスキルを身につけれられるので、ニートの人にとっては一石二鳥です。
ただし、このように就職のプロの力を借りても、ニートの人の就職活動は長期戦になりやすいです。
面接に落ちるなどつらいこともありますが、根気よく就職活動を続けてみて下さい。
あきらめずに行動すれば、ニートの人でもきっとよい就職先が見つかります!
ライター:玉置 博章 Twitter@tama1226dic1811