在学中に就活をしていて、なかなか内定がもらえないことがあります。
人によって内定がもらえる早さは違うので、自分だけが決まらないでいると、焦ってしまいます。
『このまま卒業になったらどうしよう…』
このような不安を就活中に経験するのは、珍しいことではありません。
- ポイント1:就活で失敗したらニートになってしまうのか?
- ポイント2:既卒の就活で大切な4つのこと
- ポイント3:就活に失敗しやすい人の特徴
- ポイント4:就活に失敗してニートになった場合の対処方法
今回は、この4つについて詳しく解説してきます。
『就活中で、内定がもらえるかとても不安…』
『就職したいという意欲がなく、将来どうなるのかが不安…』
このような悩みを持っている方は、参考にしてみてください。

最初は意欲があっても、複数の会社に落ちてしまうと焦るよなぁ…

社会人になるプレッシャーもあって、考えすぎてしまう人は多いみたいだね…
就活で失敗したらニートになる?
在学中に就職できず、卒業してしまったら、学生でもなく社会人でもないのでニートと思い込んでしまう人が多くいます。
ニートとは、働かず家に閉じこもっている状態で、更に働く意思がない人のことを言います。
既卒で就職先が決まっていない場合でも、就職意欲があればニートではありません。
就活がうまくいかなかったり、既卒となって無職の場合でも、あきらめず就活を進めることが大切です。
その意欲さえあれば、就職することは十分に可能です。
学校卒業後の就活で大切な4つのこと
在学中はもちろん、既卒となって無職の場合でも、就職意欲があればニートではないことがわかりました。
次に、既卒の就活で意識するべき大切なことについて、詳しく解説していきます。
面接ではネガティブなことを言わない
既卒の就活では、新卒と比べられることが多いので、聞かれる質問が在学中と少し違います。
質問に対しては正直に答える必要がありますが、ネガティブな回答は避けましょう。
- 既卒になってしまった理由は?
家庭の事情や病気などが原因であれば正直に話します。
それ以外であれば、正直に話したうえで、反省点とこれからどうしたいのかを話すようにしましょう。
- 卒業後何をしていたのか?
家で過ごしていたなどの回答は避けましょう。
資格取得など就活の具体的な活動内容などを話し、その中で学んだことなどを合わせて答えます。
新卒が全てにおいて有利と考える人がいますが、卒業後にどのようなことをして過ごしてきたかによって、既卒でも十分にアピールが可能です。
専用の就職サイトや就職エージェントを利用する
既卒者専用の就職サイトがあるので、一つに絞らずいくつかのサイトに登録して就活を行っていきます。
就職エージェントでは、必ず担当のスタッフが一人つくので効率良く就活を行うことが可能です。
今の現状を相談したうえで、条件などを伝え、応募する会社を一緒に探していきましょう。
就職サイトの場合、経歴などを登録すれば、企業側からもスカウトがくるなどの機能も利用できます。
どうしてもなりたい職種がある場合を除き、一つの業界などに絞らず、様々な業種から探すようにすることで就職の可能性を上げられます。
就職しやすい資格を取得する
在学中、希望の職種や業界に応募して何度も落ちてしまった人でも諦める必要はありません。
その業界や職種に関連した資格を取得することで、意欲のアピールになり、就職しやすくなります。
やりたい仕事に役立つ資格を調べてみましょう。
就活するうえで、幅広く活かせる資格をいくつか紹介します。
- TOEIC
業界関係なく、様々な会社で英語の能力を判断する基準として用いられています。
特に商社や外資系など、比較的英語を必要とする会社では有利になります。
一般的に750点以上が理想です。
- MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)検定
エクセルやワードなど、どの会社でもよく利用されているマイクロソフトオフィス製品の利用スキルを証明する資格です。
事務作業やプレゼンなど、会社関係なく活かせるので就活しやすくなります。
- 普通自動車免許
運送業の仕事に就くうえで必要不可欠な資格です。
また、会社や家を訪問する営業職の仕事でも必要とされることが多い資格です。
とにかく行動する
学校卒業後、時間が過ぎれば過ぎるほど就職が不利になる傾向があります。
その理由の一つとして、厚生労働省が学校卒業後3年以内までは、新卒と同様の条件で採用をするように企業へ働きかけているからです。
既卒3年以内であれば採用した企業に「既卒者等採用定着奨励金」が条件付きで支給されます。
また、時間が経つほどその期間何をしていたのかを聞かれるので、明確に答えアピールする必要があります。
理由もなく、就職活動をしないような期間は無いようにしましょう。

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就活を失敗しやすい人の特徴
就活で内定がなかなかもらえないなど、失敗しやすい人にはいくつかの特徴があります。
自分に当てはまるものがないかチェックしていきましょう。
応募する企業を絞り過ぎている
応募する企業が少ないほど、採用確率が下がってしまいます。
大手企業だけしか応募しなかったり、希望の条件が複数あり高望みし過ぎていると、理想の会社を見つけることが難しくなります。
内定がもらえない場合、最低限の条件に絞り、企業を見つけるようにしましょう。
また、人気の企業ほど競争率が高いので、企業の大きさなどで選ぶよりもなりたい職種で探す方が、就職の可能性を上げられます。
自己分析ができていない
なんとなく就職はしたいけど、具体的な職種や条件などが明確ではない人がいます。
考えが明確でない場合、会社を決められず、時間だけが過ぎてしまうことになりかねません。
また、自分の考えが定まっていないと、面接の際に上手くアピールできず、採用の可能性が下がってしまいます。
就職できたとしても、本当にやりたいことではないため、続かず辞めてしまい、第二新卒やそのまま就職できなくなる可能性もあります。
自分に自信がない
自分に自信がないと、面接などでうまくアピールできません。
面接で緊張しても、自信があれば、意志をしっかり伝えることができるので相手に伝わります。
逆に自信がないと、どれだけよい回答ができても意欲がないことがは、雰囲気などで相手に伝わってしまうものです。
他の人と比べる必要はありません。
まずは、今まで自分なりに取り組んできたこと、何がアピールポインなのかをしっかりと考えて整理してみましょう。
就活に失敗してニートになった場合の対処方法
就活でなかなか内定をもらえず、落ち込むなどして就職意欲がなくなってしまうことがあります。
少し休んで、再スタートできれば問題ないのですが、そのまま学校を卒業してしまい、就職の意欲もない場合があります。
そうなってしまった場合の対処方法について見ていきましょう。
自分の将来を考える
ニートになってしまう人の特徴として、自分の現状や、将来が把握できていなかったり考えていないということがあります。
無職で親に頼り切った生活をしている場合、急に親がいなくなってしまったらどうするのか。
今ある貯金が全くなくなって、生活できなくなったらどう生きていくのか。
このように、自分の将来と現状を把握して、このままではいけないと自ら思うことが大切です。
どうしても自分だけでは考えられないという場合、専用の社会復帰サービスなどを利用するのも一つの方法です。
就職だけを考えない
どうしても就職できる状況ではない場合、すぐに就活は行わず、いくつかのステップを設けるようにしましょう。
一人で閉じこもると意欲がわかず、前向きな考にもなりにくいです。
まずは、友達と会ったりイベントに参加したりして、環境を変えていくことから始めてみましょう。
会社員として働くことに不安がある場合、アルバイトや在宅ワークから初めて、最終的に就活を行っても問題ありません。
自分に自信を持つ
自分を周りと比べ過ぎてしまい、落ち込み意欲がなくなる人がいます。
まずは、自分自身と向き合い、何をやってみたいのか将来挑戦してみたい仕事などを考えて、意欲と自信を持つことが大切です。
次に、働く上で自分が外せない条件を考えてみましょう。
焦って就職しようとせず、自分に合った会社をまずは見つけることから始めましょう。
就活はなるべく一人で行わず、就職エージェントなどを利用して、担当のスタッフに相談しながら探すと効率も良くなります。

どんな状況であっても、意欲さえあれば就職は可能なんだね!

焦る気持ちはわかるけど、まずは落ち着いて自分のやりたいこと、なりたい職種について考えよう!
まとめ
就活で失敗して無職の状態になっても、就職意欲があればニートではなく、落ち込む必要もありません。
就活に失敗して既卒になった場合でも、就職は十分に可能です。
既卒で就活をする場合、面接での応答や、資格の取得など、新卒と比べてアピールできるポイントをもつことで就職しやすくなります。
時間が経つほど不利になるので、とにかく行動するようにしましょう。
就活を失敗する人には特徴があるので、自分に当てはまるものがあれば改善することで就職確立を上げられます。
働くことに対して無気力になり、ニートとなった場合も、将来をまずは考えて、段階を踏めば就職は可能です。
一人で就活を行う必要はなく、就職エージェントなどを利用すると就職しやすく負担も軽減できます。
周りの状況は気にし過ぎないようにして、自分やりたい仕事に向けて就活を行っていきましょう。