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中卒でもとれる人気の資格、合計9選!とれば就職に有利になる?

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中卒だからと、書類選考で落とされた

どうせ中卒だから、就きたい仕事につけない

そんなふうに思っている方は、資格をとってみませんか?

学歴が中卒であっても、仕事に必要な資格をもっていれば、これまで挑戦できなかった求人に応募することができるようになります!

採用に有利になることはもちろん、なかには、給与面で優遇される資格もあるので検討してみる価値があります。

また、資格がとれたときの達成感や自信は、今後の人生をよい方向へ転換してくれるはずです。

今回は、中卒の方でもとれる人気の資格を9選、ご紹介していきます。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

中卒でもとれる資格はたくさんある!

中卒だからといって、すべての資格が取得できないというわけではありません。

受験要項に、受験資格として学歴が関係ない資格は意外と多いものです。

正社員での就職をめざす際に、希望する業界に関連する資格をもっていれば、就職に有利になる可能性大です。

さらに、会社側も大卒で業務に必要な資格をもっていない人よりも、中卒であっても業務に必要な資格をすでにもっている人とでは、資格取得者を採用する傾向にあります。

これまで、中卒であることから、学歴を理由に採用されなかったり、理不尽な待遇をされて不満に感じていたりしてきた方は、この機会に資格取得を選択肢のひとつにしてみてはいかがでしょうか?

また、資格取得をめざすにあたって、目標を達成しようとする意志や目標に向かって計画的に勉強を進める計画力、アルバイトなどの仕事をしている方であれば限られた時間のなかで勉強時間を確保するスケジューリング力が身につきます。

これらは、今後の社会人としてのあらゆる場面で大いに役立つため、資格取得をめざしてみることをおすすめします。

資格を取得することで中卒でも選択肢や可能性が広がる!

資格を取得するメリットは、中卒の方であっても就職の選択肢や将来の可能性が大きく広がることです。

業務に必要な資格をもっていることで、希望する業界への就職に有利になります。
また、資格によっては、会社から重宝されるものもあります。

給与面でも、資格をもっていると「資格手当」が支給されることがあります。

例えば、不動産業であれば「宅地建物取引士(通称:宅建)」をもっていれば、月給に約1~3万円手当がプラスされるのが一般的です。

また、倉庫業ではライン作業員よりも、フォークリフト免許やクレーン免許をもっている人のほうが、給与が高くなります。
他にも、薬品を販売する薬局やスーパー、コンビニなどでは「登録販売者(通称:登販)」をもっていれば、時給であれば約100~500円、月給であれば約1千~1万円手当がプラスされる場合が多いです。

これまで中卒の学歴を引け目に感じてきたという方でも、資格取得者として会社から一目おかれることで、自信をもって働けるようになれます。
ゆくゆくは、後輩や部下を指導する立場や、管理職をめざすという道も開ける可能性も大いにあるのです。

中卒でとれる国家資格5選

国家資格と聞くと、むずかしいのではないか、学歴が必要なのではないかと思われがちですが、学歴不問の国家資格は意外と多くあります。

ここでは、中卒の方でも受験資格があり、十分めざすことが可能な国家資格を5つご紹介していきます。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

中卒で不動産業界への就職に有利!「宅地建物取引士」

宅地建物取引士は、よく「宅建」と呼ばれている国家資格で、人気の不動産資格です。

主に、不動産業界や建築業界への就職に有利になります。

不動産業の会社であれば、宅地建物取引士取得者には、給与のほかに資格手当として約1~3万円上乗せされているのが一般的です。

また、宅地建物取引士は各不動産事務所に常時1名以上必要とされているため、求人への応募をしたとき、採用される確率が高まります。

昨年(令和元年)の合格率は約17%で、合格はせまき門であることが分かります。

宅地建物取引士は、参考書・問題集・過去問題集を購入して独学で取得をめざすことも可能ですが、資格取得者のなかでは通信講座や専門学校を受講して短期間での取得をめざした方が多い傾向にあります。

不動産や建築関係の仕事がしてみたいという方は、ぜひ、この機会に宅地建物取引士に挑戦してみてはいかがでしょうか?

中卒で旅行業界の就職に有利!「国内旅行業務取扱管理者試験」

国内旅行業務取扱管理者試験は、旅行業界への就職をめざす方におすすめの国家資格です。

旅行業の会社には、各営業所に1名国内旅行業務取扱管理者試験資格取得者が必要なため、求人への応募をしたとき、採用される確率が高まります。

さらに、会社によっては、資格手当を支給していたり、昇給に有利になったりすることもあるため、旅行業の会社を希望する方はめざしてみる価値が大いにあります。

昨年(令和元年)の合格率は約40.5%で、国家資格のなかでも比較的難易度がやさしく、中卒の方でも十分合格をめざせます。

正式名称国内旅行業務取扱管理者
資格種類国家資格
受験者数1,3946人(令和元年)
合格者数5,645人(令和元年)
合格率40.5% (令和元年)

また、全問マークシート式の試験で回答しやすい

ことも、受験者数が多く、人気である理由のひとつです。
普段の生活のなかではあまり馴染みのない試験内容のため、合格者の多くは通信講座や予備校を受講して試験にのぞんでいます。

旅行が好きで、旅行にたずさわる仕事がしてみたいという方は、ぜひ、この機会に国内旅行業務取扱管理者試験に挑戦してみてはいかがでしょうか?

中卒で飲食業界への就職に有利!「調理師」

調理師は飲食業界への就職をめざす方におすすめの国家資格です。

また、将来、飲食店の独立開業をめざす方には、必須の資格でもあります。

昨年(令和元年)の合格率は約50%です。

受験資格に学歴は関係ありませんが、飲食店や施設で、2年以上調理業務に従事したことの証明書が必要になります。

正式名称調理師
資格種類国家資格
受験者数4,170人(令和元年)
合格者数2,962人(令和元年)
合格率71.0% (令和元年)

なお、雇用形態はアルバイトやパートなどの非正規雇用であっても、週4日以上かつ1日6時間以上勤務していれば問題ありません。

調理師試験はすべてマークシート式で、実技試験もないため、調理業務の実務経験と試験に必要な勉強ができていれば十分に合格をめざせる資格です。

飲食業の正社員就職をめざす方や、飲食業での独立開業をめざしている方は、ぜひ、この機会に調理師に挑戦してみてはいかがでしょうか?

中卒でジュエリーデザイナーをめざしたい!「貴金属装身具製作技能士」

貴金属装身具製作技能士は、指輪やネックレスといった装飾品などの制作技術を認定する国家資格です。

この資格は、1級から3級まであり、3級は実務経験不問です(2級は実務経験2年以上、1級は実務経験7年以上を必要とします)。

なお、受験者の多くは半年程度の実務経験を経てから、受験する場合が多いです。

貴金属装身具製作技能士試験の大きなきな特徴は、実技試験があることです。

3級の実技試験の内容は、「受検者が持参した材料{Ag925‰(角棒、パイプ)}および支給された材料{Agろう(五分ろう)}を使用して、指定された製作図によりリングを製作する」で、3時間以内に作成する必要があります。

正式名称貴金属装身具製作技能士
資格種類国家資格
受験者数不明
合格者数不明
合格率1級約40~50%、2級は40%、3級が50~60%

なお、3級の合格率は約50%です。

特別な技能を必要とするため、独学での受験は不可能とされています。
専門学校で基礎知識や金属および石の特性を学び、制作技術を身につけておく必要があります。

ジュエリーデザイナーをめざす方は、ぜひ、この機会に貴金属装身具製作技能士を受験するための専門学校への入学を検討してみてはいかがでしょうか?

中卒で医療系への就職に有利!「准看護師」

准看護師資格は、正確には国家資格ではなく「都道府県知事資格」に該当します。

高齢化社会が進む令和の現代では、医療系の求人数は大幅に増加し、医療系資格がますます有利になってきます。

准看護師資格は、准看護師養成所へ2年間通えば取得できるため、看護師に比べて通学期間も短く、費用も抑えられることがメリットです。

また、通学スタイルは2通りで、朝から夕方まで授業を行う全日制と、平日の午後や夜間に授業を行う半日制があります。

看護実習期間はアルバイトなど働くことを禁止される看護学校とは違い、働きながらも通学できます。

正式名称准看護師
資格種類民間資格
受験者数17,449人(平成30年)
合格者数16,910人(平成30年)
合格率96.9% (平成30年)

准看護師の合格率は約73.3%(平成29年度)で、きわめて高いのも特徴です。

また、今後のキャリアアップとして、准看護師として3年働けば、高卒以上の学歴がなくても正看護師をめざすための看護学校への入学資格をえられます(通常、看護学校は高卒以上の学歴を受験資格としています)。

医療関係の仕事に就きたいという方は、ぜひ、この機会に准看護師養成所の入学を検討してみてはいかがでしょうか?

中卒でとれる民間資格4選

民間資格には、さまざまな種類があります。

なかには、資格を取得してもあまり就職に有利にならないものや民間資格を発行している協会へ会費をずっと支払い続けなければいけないものもあるため、注意が必要です。

ここでは、中卒の方でも受験資格があり、十分めざすことが可能で優良な民間資格を4つご紹介していきます。
ご自身の興味に応じて、ぜひ、挑戦してみましょう。

中卒でも履歴書でアピールできる資格「秘書技能検定」

秘書技能検定は、社会人としての基礎があることをアピールできる資格です。
民間資格ですが、文部科学省が後援している資格でもあります。

1級・準1級・2級・3級の4段階の難易度が設定されており、難易度が高い準1級以上を取得していると、就職により有利になります。

正式名称秘書技能検定試験
資格種類民間資格
受験者数1級 987名 ・準1級 4,862名 2級 28,284名 3級 14,375名(2019年6月16日)
合格者数1級 291名 ・準1級 1,944名 2級 19,919名 3級 10,244名(2019年6月16日)
合格率1級 29.5%  準1級 40.0%    2級 70.4%     3級71.3%(2019年6月16日)

合格率は、それぞれ1級:22.1%、準1級:40.5%、2級:55.6% 、3級:55.6% (平成30年度)です。
まずは、3級合格をめざして勉強することがおすすめです。

3級の試験内容は、基本的な職場常識です。

上司が効率よく仕事を遂行するためには、秘書はどのようなことに気を利かせる必要があるのか、また、どのように対応すれば感じがよいと思ってもらえるかの基本部分を問う内容になっています。

これらは、秘書だけでなく、事務職やあらゆる職種で必要とされるビジネススキルです。

オフィスワークの仕事がしてみたいという方は、ぜひ、この機会に秘書技能検定に挑戦してみてはいかがでしょうか?

中卒で医療事務をめざしたなら「医療事務技能審査試験」

医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)は、医療事務をめざす方にとってスタンダートな資格です。
医療事務の資格はたくさんの種類がありますが、ぜひ、この資格がおすすめです。

正式名称医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)
資格種類民間資格
受験者数14,635人 (2018年)
合格者数非公開
合格率73.7% (2019年)

合格率は約60%で、独学で受験する方もいますが、通信講座を受講して受験する方が多いです。

医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)を取得すれば、診療報酬請求事務業務や窓口業務など医療事務職として求められる能力を有していることをアピールできます。

そのため、即戦力としての就職が可能になります。

また、病院や診療所の受付・事務の仕事では、医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)資格取得を求人応募条件にしている場合もあります。

病院や診療所の受付・事務の仕事がしてみたいという方は、ぜひ、この機会に医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)に挑戦してみてはいかがでしょうか?

中卒でも介護系の就職に有利!給料にも反映?「介護職員初任者研修」

介護職員初任者研修は、取得すれば介護の有資格者となり、介護の現場で信頼がえられます。

介護系の仕事に就職したい方は、ぜひ取得しておきたい資格です。

護職員初任者研修を取得するには、講座を開講しているスクールへ通う必要があります。

スクーリングを90~94時間 / 15日前後、自宅学習を36~37時間履修して、カリキュラムを修了してから受験するのが一般的です。

介護職員初任者研修の合格率は非公開ですが、万一、不合格でも追試を受けてほぼ全員が合格可能だといわれています。

正式名称介護職員初任者研修
資格種類民間資格
受験者数非公開
合格者数非公開
合格率スクールで授業を聞いていればほぼ100%

高齢化が進む令和の現代では、介護職の求人数は増え続けていきます。介護職員初任者研修の資格取得は、女性であれば出産・育児で仕事を離れる時期があっても、資格があることで再就職が有利になるというメリットもあります。

介護の仕事をめざしたいという方は、ぜひ、この機会に介護職員初任者研修に挑戦してみてはいかがでしょうか?

中卒で住宅関連の仕事に就職をめざすなら「インテリアコーディネーター」

インテリアコーディネーターとは、空間・人・物を調和させて、快適な住空間を提案する仕事です。

インテリアコーディネーター資格は、業界未経験でも取得しやすい資格です。

資格を取得することで、建築設計事務所や不動産業界、住宅関連メーカー、工務店など住まいに関する幅広い就職先を視野に入れられるようになります。

また、百貨店のインテリア売場では、専門アドバイザーとして販売員よりワンランク上の接客・アドバイスができるようになります。

正式名称インテリアコーディネーター
資格種類民間資格
受験者数一次試験 8,542人 二次試験 3,620人
合格者数一次試験 2,766名  二次試験 2,135名
合格率一次試験 二次試験 32.4% 59% (2018年)

インテリアコーディネーターの合格率は約23.8%(平成30年度)で、合格者はだいたい8カ月以上受験勉強をしているのが一般的です。

インテリアコーディネーターとして住まいにたずさわる仕事をめざしたいという方は、ぜひ、この機会にインテリアコーディネーターに挑戦してみてはいかがでしょうか?

高卒と同等の学歴を証明できる「高等学校卒業程度認定試験」

「高等学校卒業程度認定試験」いわゆる高認試験は、高校を卒業した人と“同等以上の学力がある”かどうかを認定する試験です。

この高認試験は、大学や短大、専門学校を受験するための資格とされています。

高卒認定試験は、最低7科目、合格基準点をとることで取得できる資格ですが、合格基準点は年度によってさまざまで公表されていません。

独学でもめざせる資格ですが、通信講座や予備校を利用して効率よく勉強する方も多くいます。

正式名称高等学校卒業程度認定試験
資格種類 国家試験
受験者数9,374人 (令和元年)
合格者数4,350名 (令和元年)
合格率46.4%  (令和元年)

高認試験の合格率は、約40%前後です。
このことから、受験には勉強を続ける根気と合格をめざすための勉強法やテクニックが必要になってくるのが分かります。

なお、高認試験に合格しても学歴は中卒のままになるため、注意が必要です。

ですが、就職の際にも、高卒と同等の学力があるとを認めてもらえたり、採用に有利になったりする場合があります。

これまで、学力面で高卒以上の学歴の方に引け目を感じてきたという方は、この機会に高認試験をめざしてみてはいかがでしょうか?

まとめ

今回は、中卒の方でもとれる人気の資格を9選、ご紹介してきました。いかがでしたか?

中卒の方であっても、取得できる資格は国家資格・民間資格ともにたくさんあります。

また、資格を取得することで就職の選択肢や可能性が広がります。

この機会に、ご自身がめざしたい仕事に関連する資格を取得してみてはいかがでしょうか?

資格をめざすと決断したら、目標達成に向けて、決してあきらめないことが大切です。
一度の受験で合格できればうれしいですが、何度失敗してもかまいません。自分なりの努力を重ねて、たとえ遠回りになったとしても目標を達成することが肝心です。

今は、中卒であることに引け目を感じたり、職場で理不尽な待遇を受けたりしても、我慢してしまっているかもしれません。
ですが、資格取得というひとつの目標を達成して、希望の就職を叶えたときには、きっと心のあり方も大きく変わっているに違いありません。

自信をもって、いきいきと働くご自身の姿を想像してみてください。
とても楽しそうだと思いませんか?まずは、そのための第一歩を踏み出しましょう!

このコラムが、資格取得を通して、希望の就職を叶えるためのきっかけのひとつになれば、うれしいです。
ライター:白井絢子 Twitter@Ayako_Shirai321

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