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既卒の就活は厳しい理由と内定のためやるべきこと3選

既卒 就活 内定 #就職/転職の悩み

就職戦線で厳しいたたかいに敗れ、仕方なく既卒で過ごしている人も少なくありません。中には病気になってしまい、就活が満足にできなかった場合もありえます。

就職・転職で売り手市場と言われていますが、すべての学生たちがこの恩恵を受けるわけでもないのが実情です。

人気の企業には求人が殺到し、いわゆるブラック業界や、中小企業にはなかなか足が向かないというのも考えられます。

しかし、いつまでも既卒のままでいたくないと考えてはいるものの、学生時代と違って進路指導の先生がいないので、どうしても一歩を踏み出せない人もいるはず。

既卒の人の多くが就職したい気持ちがあり、このままではいけないと考えています。

しかし、就職したいけどどうやって内定をもらえばいいのか、やるべきことが分からないと悩みがち。

そこで既卒の人が内定を勝ち取るためにやるべきこと3つをここで解説していきます。

既卒の就活は厳しい?

就職戦線でよく聞く言葉、「新卒」「既卒」「第二新卒」。
新卒は学校を卒業したばかりの人を指し、第二新卒は企業に就職後1~3年で退職してしまった人をいいます。

一方で既卒とは、大学や専門学校などを卒業し、何らかの理由で3年以内に正社員として就職したことがない人を指します。
生活費が必要でフルタイムのアルバイトでフリーターをしていたとしても、社会人経験とはみなされません。

マイナビの調査では就活の内定率において新卒は83.4%となっている所、既卒の場合は45%にまで落ち込みます。
このデータから、既卒は新卒のおよそ半分しか内定をもらえていないことがわかります。
それだけ既卒は新卒よりも厳しい現状ということです。

しかし、既卒も全く内定をもらえていないわけではなく、この45%の数字にいかに入り込めるかがカギ。
既卒であっても上手に就活を行えば、厳しい環境を乗り越えて新卒と同じように内定をもらえるのです。

既卒の就活が厳しい理由

既卒の就職が厳しい理由として挙げられるのは、新卒時における就活で何か理由があって就職できていないと企業側にみられるからです。

就活は学生にとって、社会人への最初の厳しいたたかいと言えます。

そこで敗れた人たちというのは、毎年のように新卒を選考している企業からすると、書類や面接でマイナス要素になる一面があったのではないかと推測されてしまうのです。

このような背景から、新卒で就活している場合と比べて、どうしても既卒は企業側の評価が低くなってしまいます。

同じ未経験者の若者ということでは、既卒や新卒も同じ扱いになるべきといえますが、内定をもらえなかった人とこれから挑戦する人とでは、採用担当者からすると既卒は魅力的に映らないものなのです。

このため、企業側も新卒者を優先的に採用する傾向があり、募集に関しても新卒限定にしている企業が多くあります。

大手企業ほど、新卒より不利になる傾向にある

大手企業になるほど既卒にとって厳しい就活がしいられます。
就職氷河期に比べて人手不足に悩む企業が増える中、応募者の心理としては今がチャンスと大企業を狙う新卒者が多くなりがちです。

いくら売り手市場とはいえ、大企業になるほど求人が殺到するので、やはり内定を勝ち取るには厳しい中をすすまないといけません。

既卒は就活が上手くいかなかったり、卒業してからの期間で中途採用など就職を決めていなかったことから、採用担当者によっては就職浪人をしているというレッテルを貼られてしまう恐れがあります。

また、既卒の期間が長ければ長いほど、就職を決めていないことに対し、「仕事へのやる気がないのではないか」というマイナスイメージを持たれてしまいがちです。

すべの採用担当者がそうとはいえませんが、新卒の応募が多いほど、既卒よりも新卒から探そうとするのが現実。

既卒の不利は明らかといえるので、ここで新卒とたたかうには面接対策や企業の情報収集などを新卒以上に万全の体制でのぞむ必要があります。

既卒の人に朗報!

既卒は新卒よりも不利だからといって、就活を諦めてはいけません。
なぜなら既卒を募集している企業は増えているからです。

既卒者を新卒枠で募集・採用した企業には国から奨励金が支給されています。
この取り組みは若者の雇用拡大をかかげる政府の方針で、厳しい現状の既卒者にとってはありがたい制度です。

何よりも学歴や職歴に左右されない、人柄を重視する企業が増えており、既卒者に対しても偏見を持たずに選考してくれます。

若い力を必要としている企業はこのような制度を活かして、将来性の高い若者を率先的に雇用しているのです。

企業側からすれば、たとえ既卒でマイナス評価だったとしても、就職していない人は他社のカラーに染まっておらず、採用されてから育てようという意思がみられます。

既卒に採用枠を広げている企業というだけでも魅力的です。

このような背景から既卒であっても、しっかりと目標を持って行動さえすれば、内定をもらえる可能性は充分にあります。

既卒の人が就活のためにやるべきこと3選

“既卒だからどうせ就職できない”というマイナス思考や、“若いからその内何とかなるだろう”という甘い考えだけでは、いつまでたっても既卒から抜け出せません。

何より1年経過するごとに新しい既卒が増え、余計に就活が厳しいものとなってしまいます。

そこで就活で既卒が新卒に負けないためのやるべきこと3選をここで解説していきます。

とにかく行動、応募の数を増やす

既卒になっている人の傾向として、内定をもらっている新卒者よりも応募の数が少なく、あまり在学中に就活を行っていません。

まずは行動することが大切で、1社を受けて満足するのではなく、応募の数をどんどん増やしていきましょう。

応募する場合は、募集要項にある「既卒可」よりも、「既卒歓迎」とうたっている求人をねらいうちしていきます。
既卒可でもいいのですが、新卒も同じように応募しているので、比較された場合は不利になってしまいます。

既卒歓迎の募集を見つけるには、既卒向けの就活サイトを探すと効率が上がります。
既卒向けの就活サイトで応募を増やしていけば、それだけ内定する割合も増えていきます。

万が一、1社のみで受かったとしても、他に良い条件の企業があるかもしれません。
既卒歓迎の企業の勤務条件や待遇などを検討する上でも就活サイトは利用するように心掛けましょう。

既卒向けの転職エージェントを活用する

転職エージェントを活用するのも就活を有利に進める手段といえます。
転職エージェントという名前を聞いたことがあっても、既卒は利用できないと思っている人も少なくないはず。

しかし、既卒向けの転職エージェントが増えている傾向にあるので、転職・就職業界のプロを利用しない手はありません。

転職エージェントを経由すると、書類先行なしでそのまま面接にいける場合もあります。
内定が出ると転職エージェントに企業から報酬が発生するので、その企業にそぐわない人材を送りこむことはないと考えるからです。

転職エージェントは面談から応募者の適正と、どのような業界で活躍できるかを判断し、おすすめの企業を紹介してくれます。

また、転職エージェントは自分のことを企業側に営業してくれるので、効率的に就活をすすめられます。

転職エージェントは基本無料で利用でき、既卒者の大きな味方となること間違いありません。

面接で絶対に聞かれることに備える

既卒は新卒よりも面接が厳しくなり、主に聞かれる内容として3つあります。
まずは「どうして既卒になってしまったのか」、次に「空白期間に何をしていたのか」最後に「就活をなぜしなかったのか」です。

既卒者として一番聞かれたくないことですし、答え方が難しい質問です。

ただし、言い訳や嘘をつくのはNG。
就活に失敗して既卒になってしまったことは、毎年のように新卒や既卒の面接をしている採用担当者にはある程度内容は分かっています。

「精一杯やったけど結果がでなかった」「行きたい会社がなかった」「面接官がいじわるな質問をしてきた」など、ネガティブな内容の返答はさけましょう。
なぜ就活で失敗したかを反省し、そこからどうやって今後の自分を見出していくか、会社に入って何がしたいかをアピールするのです。

たとえば前回は何も分かっていなかったことを反省し、希望する業界の本を読んだり、無料の講習会など積極的に参加してみます。
自分に何ができそうで、何をしたいかを伝えると採用担当者のイメージも前向きに変わってくれます。

既卒が厳しいのは採用担当者も理解しているので、既卒なのにここまで考えているのかと感心させるような内容で勝負したほうがアピールにつながります。

まとめ

既卒は新卒と比較しても内定率は低くなり、就活で不利となりやすいものです。
就職活動で失敗して既卒になっているからこそ、その難しさを経験してるのでモチベーションも下がりがち。

しかし国からの奨励金もあり、既卒を募集している企業も多くあります。
多くの既卒者が内定を勝ち取っているのです。

既卒がやるべきことを以下の通り。

  • 既卒の就活サイトを利用し、応募数を増やして就活にトライする
  • 転職エージェントを利用する
  • 面接対策として、絶対に聞かれる内容に備える

これら3つに力を入れ、新卒と比較されても不利にならないよう就活に取り組むようにしていきます。
たくさん応募し積極的にトライし、希望する業界の就職・転職事情に詳しい転職エージェントを無料で活用して、既卒が不利にならないようすすめましょう。

また、面接で聞かれる嫌な質問にもしっかりと備えておき、ネガティブにならず前向きな姿勢を見せていけば、採用担当者に好印象を与えることにつながります。

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