社会人生活の一大イベントである「転職」。女性がなかなか転職先が決まらない場合「年齢のせい?既婚だから?」と悩むこともあるかと思います。
そこでこの記事では、次の内容について解説します。
- 転職先が決まらない理由
- 転職活動のポイント
転職活動を頑張っているのに、内定獲得に至らないと悩む女性は、ぜひ参考にしてくださいね。
転職先が決まらない理由
はじめに、転職先が決まらない理由について、お伝えします。転職先が決まらない理由は、大きく分けて2つです。
- 自分に合った求人を選べていない
- 女性ならではのライフスタイルの変化を懸念されている
2つの理由を踏まえて、転職先が決まらない理由を4つ紹介していきます。
1.自分に合った求人に応募していない
まず、なかなか選考が通らないという人は、企業が求めている人物像に当てはまらない求人に応募している可能性があります。
例えば、未経験なのに即戦力求めている求人に応募していると、なかなか通りづらいです。
自分に合った求人を選んでいくためには、次の2つのポイントを考えて応募するのをおすすめします。
- 自分が何をしたいのか、何をできるのかを理解する
- 企業がどんな人物を求めているかを求人情報から読み取る
まず、自分が転職先に求めていることや持っているスキルを見直した上で、各求人が求めている人物像を読み取って、自分に合う求人か考えてみましょう。
自分の経験やスキルと企業が求めている人物像が合致した時に、採用されるということを忘れずに活動するのが大切です。
2.転職先で活かせる経験が少ない
転職先で活かせる経験が少ないのも、内定獲得に至らない原因になります。
転職の場合、「未経験歓迎」と書かれていない求人の多くは、「即戦力」を募集しているケースが大半だからです。
いくら自分が「○○ができます!」と言っても、しっかり証明できずスキル不足だと、企業にとって採用するメリットを感じてもらうのは難しくなりがち。
そのため、現職で経験を積んだり、資格を取得したりするのがおすすめです。
3.結婚や出産を機に退職しないか懸念している
女性の場合、結婚や出産を機に退職しないか懸念されることもあります。企業側としては、なるべく長く働いてほしいと思っていからです。
もちろん結婚や出産はおめでたいこと。しかし、早期に退職されたら、それまでの採用の時間や引継ぎの時間がもったいないと感じる企業側の気持ちも忘れないでおきましょう。
そのため、転職活動をするときは、女性向け転職サイト・エージェントの利用をおすすめします。働く女性を積極的に採用しているので、活用してみてくださいね。
4.子育てを考慮して採用に至らない
残業が多い部署やリーダー職で仕事の負荷が大きいポジションの求人の場合、子育て中の方は負担を考慮して採用に至らないこともあります。
しかし、子育て中もしっかりと働きたい女性は、以下のどちらかの対応をしてみましょう。
- 子育て中でも滞りなく業務ができることをアピールする
- 子供の年齢によっては残業が少なく働きやすい求人を改めて探す
このあと、自分に合った働き方を考えるポイントなどを紹介していくので、ぜひあわせて確認してみてくださいね。
転職活動をする前にやっておきたいポイント4つ
転職活動を始める前に、やっておきたいポイントを4つ紹介します。
- これまでの経験を振り返る
- 転職で叶えたい優先順位を決める
- 自分に合った雇用形態を考える
- キャリアプランを考える
それぞれ詳しくお伝えしていくので、ぜひ自分に必要なポイントを確認してみてくださいね。
これまでの経験を振り返る
まず、これまでの仕事の経験を振り返りましょう。はじめに伝えた通り、転職では「即戦力」を求められる場合が多いです。
だからこそ、今までの経験を振り返って、どんなことが出来るか、転職先でどう活かせるか考える必要があります。
振り返りたい内容は、以下の通りです。
- これまで携わった仕事内容
- 仕事での業績
- 得意なこと
- やりがいを感じる瞬間
- 仕事で身につけたスキル
これらを振り返るのは、自分に合った求人を見つけたり、今後どう働いていくか考えたりする参考になります。時間がかかってもいいので、ゆっくり振り返ってみてくださいね。
転職で叶えたい優先順位を決める
次に、転職で叶えたい優先順位を決めておきましょう。

できれば今と同じIT業界に転職して、年収は今より50万円上げたい。あと家から30分以内の職場がいいな。
と、このようにたくさんの希望は誰しも持っていますが、全部の条件を叶えるのは難しいです。条件が多すぎると、求人を選り好みしすぎてなかなか応募できなくなってしまいます。
そのため、以下の中からどの内容を優先的に叶えたいか、ぜひ考えてみてください。
- 業界
- 職種
- 年収
- 勤務地
- 福利厚生
- 雇用形態
また、女性は結婚・出産・子育てを加味して、職場の子育ての支援体制や福利厚生も優先順位の考えるポイントに入れることをおすすめします。
自分に合った雇用形態を考える
正社員だけでなく、契約社員、派遣社員、パートなどから自分に合った働き方を考えるのも大切です。
女性は、結婚や出産で、働き方を変えざるを得ないケースも。だからこそ、自分に合った雇用形態を考えて気持ちよく働けるようにしていきましょう。
各雇用形態のメリット・デメリットを見直すと、自分に合った働き方が考えやすいです。参考として、正社員とパートのメリット・デメリットを紹介します。
- 正社員:責任あるポジションを任せてもらえる場面がある
- パート:週2、3日からなど、時間に融通が利く場合が多い
- 正社員:時間に融通が利かない場面もある
- パート:ボーナスなど、福利厚生が充実していない場合が多い
それぞれのメリット・デメリットを理解したうえで、自分に合った雇用形態を考えてみてください。
キャリアプランを考える
5年後、10年後どのように働いていたいかを考えて、理想に辿り着くまでにやることを計画する「キャリアプラン」を考えておくのもおすすめです。
キャリアプランを考えておくと、自分の理想像に辿り着くためにやるべきことや、どのような環境に身を置くべきかわかりやすくなります。
キャリアプランの考え方は、以下の通りです。
- まず5年後や10年後をどうなっていたいか理想像をイメージする
- 理想像までの道のりを逆算して、1年後、3年後までに何を行うか考える
頭の中で考えるだけでなく、ノートなどに書き出すと思考が整理しやすくなります。時間が掛かってもいいので、ゆっくり考えてみましょう。
長く働きたい女性が知っておきたいポイント
最後に、ライフスタイルの変化があっても長く働いていきたいと思う女性に、知っておいてほしいポイント2つ紹介します。
ぜひ、転職活動や今後納得感を持って働いていくための参考にしてくださいね。
女性が長く働きやすい会社の特徴
まず、女性が長く働きやすい会社の特徴を理解しておきましょう。特徴がわかれば自分に合った求人が探しやすく、また面接に行った際も長く働けるかのイメージがつかみやすいです。
女性が長く働きやすい会社の特徴は、以下の通り。
- 有給が取りやすい
- 育児を積極的に応援してくれる社風
- 残業が少なめ
これらのポイントが求人情報に書かれているか確認したり、実際に面接で社風について聞いたりすることで、働きやすさがイメージしやすくなります。
長く働きたい女性におすすめの資格

特に資格持っていないし、職務経験も浅いからどうしよう……
このように悩んでいる人や、この際にもっと仕事の幅を広げたいという人は、資格取得をおすすめします。
どの業界でも役立つスキルや今後需要が見込まれる資格は、以下の通りです。
- マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
- 日商簿記検定
- ファイナンシャルプランナー(FP)
パソコンスキルや経理の知識は一生ものなので、改めて勉強して損はありません。また、人生の計画を立てるファイナンシャルプランナーは、自分自身の生活にも役立ちます。
自分の目標や働きたい業務に合った資格を見つけて、ぜひ今後の転職活動や社会人生活に活かしてください。
まとめ
女性で転職先が決まらない理由は、自分に合った求人を選べていない場合やライフプランを懸念されているケースのどちらかが多いということをお伝えしました。
女性は、結婚や出産などで、働き方を変える必要性が出る場合が多いからこそ、自分に合った働き方を探すのが大切です。
これまでの経歴を振り返る、キャリアプランを考えてみるなど、自分と向き合って納得の行く転職先を探して行けるよう、応援しています。