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中卒でも職業訓練を受けて就職はできるのか徹底解説

中卒 職業訓練 就職 #中卒の人向け

中卒で就職や転職活動をした場合、学歴や経歴では圧倒的に不利です。

求人の応募に関しても「高卒以上」「大卒以上」などの条件が多く、求人数自体が中卒の場合少ない傾向にあります。

学歴不問の求人であっても「経験者優遇」「〇〇資格のお持ちの方」など、以前にその職業を経験している人が有利となります。

ですが、中卒の人は就職できないというわけでは全くありません。

ハローワークが主催している職業訓練では、過去の学歴や経歴関係なく様々な分野の知識を学び、資格を取得することが可能です。

また、お金に余裕がない場合でも、条件を満たせば職業訓練給付金をもらうことができます。

資格や経験がなく、就職活動に失敗してきた人、学歴がないために書類審査で落とされてしまった経験がある人は参考にしてみてください。

履歴書を送っても書類審査には通らないし、面接にいっても何回も落とされるし、本当に就職できるのかな

資格や知識を高めることで、自分をアピールしやすくなるよ!

中卒の場合、すぐに就職するのは難しい

文部科学省の調べによると、高校への進学率は現在97%を超えており、中卒の人はごく少数と言えます。

そのため、求人の応募条件として「高卒以上」がほとんどです。

また、記載がない場合でも、高卒であることが前提と考えている企業は多くあります。

学歴不問の求人を出している企業でも、中卒に関して悪い印象を持っている企業は多く、採用してもらえないケースが多いです。

このように、中卒の人が普通に就職しようとした場合、書類審査や面接で落とされる可能性が高く、簡単ではないのが現実です。

ですが、資格や専門知識を身に付けることで、就職できる可能性を上げることができます。

ハローワークが主催している職業訓練をうけよう

国によって運営されているハローワークでは、求職者と企業の仲介をしてもらえます。

また、就職困難者を支援するために様々な相談やサポートも行っています。

そのサポートの一つとして利用できるのが職業訓練です。

現在ハローワークが主催している職業訓練は大きく分けて3種類あります。

「公共職業訓練」「求職者支援訓練」「在職者職業訓練」があり、就職した経験がない場合は「求職者支援訓練」が受講可能です。

このような「求職者支援訓練」の利用には以下の条件を満たすことが条件となります。

  • ハローワークに求職の申し込みをしている
  • 雇用保険被保険者や雇用保険受給資格者でない
  • 労働の意思と能力がある
  • 職業訓練などの支援を行う必要があるとハローワークから認定された

訓練は、介護系やプログラミング系、事務系と様々な業界や職種の専門コースが用意されています。

求職者は、自分の好きなコースに応募し、受講が決定した場合、数ヶ月かけて専門の知識を学ぶことが可能です。

職業訓練校の特徴

ハローワークが主催している職業訓練校の他に、一般的な専門学校や大学でも専門知識を学ぶことができます。

職業訓練校は、他の施設や学校と比べ、どのような特徴があるのか紹介していきます。

専門知識やスキルを身に付けることが可能

職業訓練校の授業は、一般の専門学校などが委託を受けて行われます。

そのため、専門学校と同様にしっかりと専門的なスキルを学ぶことが可能です。

訓練の種類は2種類に分かれています。

  • 基礎訓練(基礎コース)

就職に必要な基礎的な技能や知識などを身につけるための職業訓練

  • 実践訓練(実践コース)

基礎であり、実践的な技能や知識を身につけるための職業訓練

また、他の専門学校とは違い、一つの業界に特化しているわけではありません。

東京の職業訓練では、webクリエータ、フィナンシャルプランナ事務、介護職員初任者なと約20のコースから選ぶことが可能です。

様々な資格を取得できる

ハローワークの職業訓練校では、専門知識だけではなく、実際に資格も取得可能です。

受講期間は約3~6ヵ月ほどで、専門学校や大学に比べかなり早く取得ができるので、すぐに就職活動が可能です。

地域によって取得できる資格に違いがあるので、ハローワークのサイトで確認してみましょう。

一般的に取得可能な資格として以下のようなものがあります。

  • エクセル、ワード
  • エステティシャン初級
  • ネイルテクニカルデザイン検定
  • トリマー検定
  • 医療事務技能審査試験
  • 日本農業技術検定3級
  • 簿記検定3級
  • 医事オペレータ技能認定試験

上記以外にも様々な資格があります。

職業訓練を通じて仲間ができる

最近では、家でも学べる資格講座などがあるのですが、職業訓練校では複数人で学校のように講習を受けます。

求職者支援訓練には学ぶために条件があるため、過去の経歴が似ている人と知り合うことが可能です。

同じような境遇の人が周りにいなかった人にとって、一緒に頑張る仲間を見つける場所にもなります

初めての人と協力して学ぶことで、コミュニケーション力を自然に身に付けられます。

規則正しい生活リズムが身につく

偏った生活をしてきた方やニートの場合、就職する前に、生活リズムを改善する必要があります。

職業訓練は、どのコースも平日に毎日行われており、正しい生活リズムへ自然に戻すことが可能です。

一人で受講する訳ではないため、協調性も身に付けることができます。

また、平日やお昼の受講が難しい人もいるのですが、職業訓練校では夜間や休日コースもあります。

そのため、アルバイトや就職活動と平行して学ぶことが可能です。

職業訓練給付金がもらえる

ハローワークの職業訓練校では、条件を満たせば職業訓練給付金をもらうことができます。

内容としては、職業訓練受講給付金10万円や通所手当(交通費)、寄宿手当(宿泊費)などがあります。

「職業訓練受講給付金」をもらうためには以下の条件を満たすことが必要です。

  • 本人収入が月8万円以下
  • 世帯全体の収入が月25万円以下
  • 世帯全体の金融資産が300万円以下
  • 現在住んでいるところ以外に土地や建物を所有していない
  • 全ての訓練実施日に出席している
  • 同世帯の中に、同時にこの給付金を受給して訓練を受けている人がいない
  • 過去3年以内に、嘘や不正行為により特定の給付金をもらっていない

数年かかるわけでもないし、利用したくなってきた!

専門学校や高校と比べても費用はかなりおさえられるよ!

職業訓練校を利用するうえでの注意点

職業訓練校はハローワークが主催しており、様々な知識や資格の取得が可能です。

ですが、利用するうえで注意しないといけない点もあります。

受講を考えている人は、事前に理解しておきましょう。

必ず就職できるわけではない

職業訓練校では、時間をかけて資格の取得や専門知識をしっかりと学ぶことができ、平行して就職活動も可能です。

ここで注意したいのが、必ず就職ができるわけではないということです。

また、学ぶには3~6ヵ月必要なので、就職できたとしても時間がかかる可能性があります。

厚生労働省が発表した、平成28年度の訓練修了者等の就職率は以下の通りです。

  • 基礎コース58.7%
  • 実践コース63.6%

このように、高い数値ではありますが、誰でも就職できているわけではありません。

事前に審査があり、必ず受講できるわけではない

職業訓練は、条件を満たせば誰でも受講が可能です。

ですが、コースによって定員数があり、応募がそれ以上になった場合は審査で決まります。

雇用保険(失業保険)の受給資格者で、支給残日数が多い人ほど優先的に扱われるようです。

そのため、人気のコースで倍率が高い場合や条件を満たしていない場合は、受講できないこともあります。

条件等がよくわからない場合は、ハローワークの職員に相談してみましょう。

職業訓練以外の就職方法

中卒の方が就職する場合、職業訓練を利用すれば就職できる確率を上げられることを説明してきました。

ですが、条件によっては受講が不可能だったり、すぐに就職したいという方もいます。

そこで次に、職業訓練校以外の就職活動方法をご紹介します。

転職エージェントの利用

転職エージェントとは、必ず担当のスタッフがつき、最初にカウンセリングを行います。

そのうえで、希望の条件にあった会社をスタッフが探し、紹介してもらうことが可能です。

そのため、就職活動のやり方が分からない人や、初めてで不安な人でも安心して行動することができます。

また、面接の日程調整なども代わりに話し合って決めてくれますので、忙しい人にもおすすめです。

求人の案件も、面接のみで学歴不問であったりする求人があるので、就職にかかる時間も早いことが特徴です。

ハローワークや転職サイトの利用

職業訓練を主催しているハローワークや、一般的な転職サイトでも、就職先を見つけることはできます。

自分のなりたい職業で検索する人が多いですが、必ず「学歴不問」「経歴不問」「未経験者歓迎」などの条件で先に探すようにしましょう。

転職サイトの場合、ある業界に特化していたり、学歴に自信がない人に特化していたりと様々です。

利用する場合は、複数のサイトに登録することで就職できる可能性を上げられます。

就職活動の幅が一気に広がったかも!

あとは行動あるのみ!諦めず一緒に頑張ろう!

まとめ

中卒の場合、就職するのは難しいですが、職業訓練を受けることで可能性を上げられます。

職業訓練では、資格の取得や専門知識を身に付けることができる他に、生活リズムを整えたりもできます。

生活が苦しい場合でも、条件を満たせば給付金をもらうことが可能です。

職業訓練を受ければ、必ず就職できるわけではありませんが、その他にも就職活動の方法はあります。

今回紹介してきた方法を実践すれば、就職先を見つける可能性があるので、参考にしてみてください。

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