生活の大半の時間を過ごす「仕事」。もし、会社に行ったのに数時間で仕事が終わってしまったら、やることがなくてつらいですよね。
たまに暇な日があるのなら、気分転換になるかもしれません。しかし、毎日続くと「どうして会社に行っているんだろう」と仕事に行くのが嫌になってしまいがちです。
そこで、本記事では、次の内容についてお伝えします。
- 会社に行っても仕事がない理由
- 仕事がないときにすべき対処法
- 状況によっては退職するべき理由
「仕事がなくてつらい」と悩んでいる方は、ぜひご一読くださいね。
会社行っても仕事がない4つの理由
はじめに、会社に行っても仕事がない4つの理由をお伝えします。
主な理由は、次の4つです。
- 仕事を引き継いでもらえない
- 会社の業績が悪くて仕事がない
- 上司や同僚とのコミュニケーション不足
- 自分の仕事をこなすスピードが速い
仕事がないのは、会社側に問題がある場合もあれば、自分の行動力不足が原因のケースも。それぞれの内容を詳しくお伝えしてくので、自分がどのケースに当てはまるか考えてみてください。
1.仕事を引き継いでもらえない
まず、業務が忙しいゆえに、仕事を引き継いでもらえずやることがない場合があります。このパターンに陥るのは、新入社員や中途社員に多いです。
仕事が忙しいと自分の業務で手一杯で、引継ぎをしたい気持ちがあっても追いつかず、放置されてしまうことも。
また、仕事を引き継いでもらえない場合、会社が慢性的に人手不足などで忙しいことが多いです。
結果、いまは暇でも、しっかり引継ぎが行われないまま、自分も忙しい現場に飛び込むことになるかもしれません。
2.会社の業績が悪くて仕事がない
次に、会社の業績が悪くて仕事がないケースもあります。業績を回復して、仕事を作るのは数日で、できるものではないので、すぐに状況改善をするのは難しい場合が多いです。
特に、中途入社してすぐこのような状況だと、自分ではなかなか改善がしづらいので大変。
また、入社後数年経っているならば、業績回復に向けて動くことが求められます。
3.上司や同僚とのコミュニケーション不足

もう自分の仕事終わっちゃったから、やることないなあ。

自分は仕事が終わったと思っていても、周りの人は忙しくしていませんか?
「仕事がない」という状況が、実は思い込みのパターンもあります。周囲の社員とコミュニケーションがしっかり取れていないことから、自分だけ仕事がない可能性も。
「上司や同僚と話すのが苦手」と、いう人もいるかもしれません。しかし、何かやれることはないか聞いたり、手伝える業務があるか聞いたりするのも、社会人生活では大切です。
4.自分の仕事をこなすスピードが速い
自分の業務をこなして、上司や同僚のサポートもしたのに、もうやることがないという人は、仕事をこなすスピードが早いのかもしれません。
会社から与えられた仕事が自分にとって得意な内容や比較的簡単な場合、上司が思っている「普通」のペースより早くこなしている可能性も。
このような場合、上司に「この仕事をやりたい」と頼む、追加で同僚のサポートをすることで改善が見込めます。
仕事がない時にすべき3つの対処法
ここまで、仕事がない理由のパターンについて紹介しました。次に、「仕事がない」と困った時にやってみてほしい対処法を3つ紹介します。
- 自分から仕事を探す
- 上司や同僚の業務をサポートする
- 「この仕事をやりたい」と名乗り出る
各対処法について、説明していきます。
1.自分から仕事を探す
まずは、自分からできる仕事を探してみましょう。「仕事がない!」となげく前に、自分から動いてできることを探すのが大切です。
自分が受け持っている業務が終わってしまったら、次のような仕事をやってみるのをおすすめします。
- 社内の清掃をする
- 業務マニュアルを作成する
- パソコン内のデータを整理する
一見「これが仕事?」と感じるかもしれません。ですが、清掃をすることで社内がきれいになって気持ちよく仕事に取り組めて、業務マニュアルを作成しておけば急遽引継ぎを行う際に助かります。
小さなことでもいいので、自分にできる仕事を探してみましょう。
2.上司や同僚の業務をサポートする
自分の仕事がなければ、上司や同僚に「手伝えることはありませんか?」と聞いてみるのもひとつの対処法です。
もしかしたら自分の業務量が少ないだけで、周りは忙しくて困っているかもしれません。
また、自分は仕事がないと思っていても、意外と周りには困っていることが伝わりづらいです。少し言いにくいと感じる人もいるかもしれません。
ですが、勇気を出して「何か仕手伝えることはありませんか?」と同僚や上司に声を掛けてみると、自分にできる仕事が見つかる場合もあります。
3.「この仕事をやりたい」と名乗り出る
もし、自分がやってみたい業務があるなら「この仕事をやりたい!」と名乗り出るのもおすすめです。
勇気を出して名乗り出ることで、業務の幅を広げられるかもしれません。また、仮にやりたいと言った業務ができなくても、別の業務を任せてもらえる可能性もあります。
何より自分から名乗り出るのは、上司とのコミュニケーションにつながりますし、仕事への意欲が伝わりやすいです。
「わかってほしい」と受け身の姿勢を取るのではなく、自分から「この仕事ができる」と伝えることで、自分の活躍の幅を広げられます。
状況が改善されないなら会社を辞めた方がいい理由
先ほど紹介した対処法をやってみたのに状況が改善されない場合、会社を辞めるのをおすすめします。
主な理由は、次の3つです。
- 何のスキルも身につかない
- うつ病になる可能性がある
- 業績が悪化したときにリストラの対象になりやすい
仕事がない状況が続く場合、なぜ会社を辞めた方がいいのかお伝えしていきます。
何のスキルも身につかない
会社に行ったのに仕事がない場合、何のスキルも身に付きません。
仕事がないからなんとなく時間を過ごす、業務をしている「フリ」をしていても何の経験もスキルも得られず、時間がもったいないです。

仕事していないのに、給料もらえるからラッキー!

いまは楽でいいかもしれません。しかし、あとから仕事をしなかった時間は返ってこないです。
仕事がなくても毎月給料をもらえるからいいやと思っていても、何年か経った時にしっかり働いてきた人たちと経験の差が開いてしまいます。
後半で説明しますが、しっかり経験を積んでいないと転職する際などに不利です。今は楽でよくても、何もしなかった時間は返ってこないことを覚えておきましょう。
うつ病になる可能性がある
会社に行っても仕事がない状態が続くと、「うつ病」を患う可能性があります。うつ病になる原因の一例は、次の通りです。
- 仕事がない状況がストレスに感じる
- 自分に自信がなくなる
- 自分に価値が見出せなくなる
個人差はありますがうつ病を患うと、治療に時間がかかるため、長期間働けなくなるケースも。また、うつ病は再発する可能性も高いです。
うつ病を患ってからでは遅いので、心が壊れる前に退職するのをおすすめします。
業績が悪化したときにリストラの対象になりやすい
会社の業績が悪化した時に、何の実績もない社員のままだとリストラの対象になる可能性があります。
仕事がない状態が続くと、出社をしていても実績を残していない場合がほとんど。そのため、経営が悪化したとき、会社に残してもらえる確率が低くなります。
また、ずっと仕事がなく何もしていない状態のままだと、転職先を見つけるのが困難です。自己PRでアピールできる内容がなく、面接官から「今まで何をしていたの?」と思われてしまいます。

仕事がない時点で、早く転職しておけばよかった……
と、後悔しないように行動するようにしましょう。
まとめ
会社に行っても仕事がないのは、会社の体制が原因の場合と自分のコミュニケーション不足の可能性があることをお伝えしました。
仕事がない状況を抜け出すためには、少し勇気を出して自分からできることを探す努力が必要です。
もし、自分から仕事を探す、上司に相談するといった行動をしたのに何も変わらない場合は、その会社を退職するのをおすすめします。
人生は1度きりで、何もしなかった時間は返ってきません。あとから後悔しないように、自分が楽しく働ける環境を見つけてほしいです。
転職のコツは、他の記事でも紹介しておりますので、ぜひ参考にしてくださいね。