「1年以上転職活動を頑張っているのに、なかなか決まらない……」
このような悩みを抱えていませんか?
年収を上げたい、職場環境を変えたいなど、理由があって転職活動を頑張っているのに、なかなか決まらないと精神的に疲れてしまいますよね。そんな状況を脱出するためには、なぜ転職先が決まらないかを理解することが大切です。
この記事では、つぎの内容について紹介します。
- 1年以上転職先が決まらない理由
- 転職先が決まらないときに考えること
- 転職先が決まらないときの対処法
いち早く転職先を決めるためのポイントがわかるので、ぜひ参考にしていただけると幸いです。
1年以上転職先が決まらない理由
1年以上転職先が決まらないのには、下記の3つの理由があります。
- 転職理由があいまい
- 自分のことを理解していない
- 理想が高すぎる
それぞれについて理由を詳しくお伝えしていきますね。
転職理由があいまい

なんとなく今の仕事嫌だな。年齢的にもそろそろ転職した方がよさそうだよなあ……
このように理由があいまいな場合、なかなか転職先が決まらないことが多いです。
理由がはっきりしていないと、下記のようなデメリットがあります。
- 転職先で何をしたいかわからないから、適当に応募してしまう
- 志望動機をしっかり考えられない
転職先で新しい職種にチャレンジしたい、同じ業界で年収を上げたいなど、理由がはっきりしていないと、なかなか内定がもらえない原因に成り得ます。
これ以上内定がもらえないという状態を避けるためには、自分が「何で転職をしたいのか?」を考えることが大切です。
自分自身のことを理解していない
自分自身のことを理解していないと、書類選考や面接でしっかりと自己PRするのが難しいです。また、自分に合った仕事ではなく、なんとなく似た職業を選んでしまう原因にも成り得ます。
主に理解しておくべきことは、下記の内容です。
- 仕事で得意な業務
- 好きな分野
- 過去にどんなことを頑張ってきたか
楽しんで納得感を持って仕事に取り組むために、
ここを理解しておかないと、「転職すること」が目的となってしまい、自分に合っていない企業を選んでしまう可能性があります。また楽しんで納得感を持って仕事に取り組むためにも理解しておきたいです。
自分に合った企業を見つけるため、また書類選考や面接でしっかりと自己PRをするために過去の経験の棚卸をすることをおすすめします。
理想が高すぎる

未経験だけどIT業界に転職して、いまより年収200万円アップしたい!
極端な例を出しましたが、このように転職の希望条件が高すぎることも転職先が決まらない原因です。
誰しも転職活動をするときは、年収アップや未経験で別業界にチャレンジしたいなど、希望条件があります。ですが、全ての希望条件を満たそうとするとハードルが高く、転職活動が長引いてしまいがちです。
そのため、転職先で叶えたい条件の優先順位をしっかり考えてみましょう。
転職先が決まらない時に考えること
先ほど、転職先が1年以上決まらない理由をお伝えしました。そこで、なかなか決まらない!という状況を脱出するために、考えたいポイントを3つ紹介します。
頭の中で考えるだけでなく、ノートや紙に書き出してみると、よりはっきりと自分の意思を確認しやすいのでおすすめです。
転職する理由
はじめに、「なぜ転職をるのか?」という理由を考えてみましょう。転職したいと思う理由はの一例は下記の通りです。
- 職場環境を変えたい
- いまより年収アップを目指したい
- 未経験だけど、別の職種にチャレンジしたい
転職したい理由を書き出すことで、転職活動の方向性が見えてきます。
例えば、職場環境を変えたいや年収アップを目指したいという理由の場合、「今までの仕事経験を活かせる環境を探す」という転職活動に。
また別の職種にチャレンジしたいという場合は、下記のような理由や転職活動の手段を考える必要が出てきます。
- なぜ別の職種にチャレンジしたいのか理由をはっきり伝えられるようにする
- 未経験歓迎の求人を探す
転職の理由をはっきりさせると、内定を獲得するためにに行っておきたいことがわかります。
自分のこれまでの経験を見直す
つぎに、これまでの仕事の業務内容や実績などを見直してみましょう。書類選考や面接で、しっかり自己PRができるようになります。
例えば、現在営業職を勤めている場合のこれまでの経験はこちら。
- 営業職として、新規顧客開拓に従事。
- 毎日テレアポを50件行った
- 既存のお客様から、丁寧な対応を評価され新規のお客様を紹介してもらえた
- 結果、毎月目標契約数を達成し、社内の営業ランキングで1位を獲得した
経験を書き出すことで、自分が何を担当し、どのように頑張ってきたかがわかりやすいです。書き出した内容を元に自己PRを作ってみると、下記のようになります。
- 私はいままで、新規開拓営業に従事してきました。目標契約数達成のために、毎日テレアポを50件実施。また日頃から丁寧な対応を心掛けてきたことから、既存のお客様から新規のお客様を紹介していただく機会もありました。
- 結果、毎月目標契約件数を達成し、社内の営業ランキングで1位を獲得することができました。
優先事項を書き出してみる
最後に、転職活動で自分が叶えたい優先事項を書き出してみましょう。優先事項の例は下記の通りです。
- 年収
- 勤務地
- 業界
- 職種
- 人間関係
- 職場環境
はじめに考えた「なぜ転職するか?」という理由を元に、特に何を叶えたいか優先順位をつけてみてください。なぜなら、全ての希望を満たす職場を見つけるのは難しいからです。

いまの営業職という仕事自体は好きだから、年収アップを1番優先したいな!
このような形で、自分の優先事項を決めることが、納得のいく転職先を見つける第一歩につながります。
転職先が決まらないときの対処法
転職先が決まらない時は、1人で頑張るよりプロの力に頼ることがおすすめです。おすすめの転職活動の方法と覚えておいてほしいポイントを紹介します。
転職エージェントを利用する
まず、転職活動のサポートをしてくれる、エージェントの利用をおすすめします。転職エージェントでは、下記のサポートを全て無料で受けることが可能です。
- 求人紹介
- 応募書類の添削
- 面接対策練習
- 面接日の日程調整
- 内定時の年収交渉
- 退職手続きのサポート
求人の紹介だけでなく、応募書類の添削や面接対策を行ってくれるので、1人で転職活動を進めるよりスムーズに進みます。また、面接で緊張してしまい上手く話せなかったというときも、担当の方が企業にフォローを入れてくれるので安心です。
ハローワークで相談する
ハローワークでも、先ほどの転職エージェントと同様に求人紹介や書類添削などを無料で行ってもらえます。
ハローワークに相談することのメリットは、地元の求人を見つけやすいという点です。一般的な転職サイトでは、どうしても東京など主要都市の求人が多くなっています。ですが、ハローワークなら地元の企業が求人を載せているので、自宅から近い職場を見つけられます。
地元で働きたい、家から近くの職場を見つけたいという人には、ハローワークでの相談がおすすめです。
1回休む

頑張っているけど、転職先が決まらない……精神的につらい……
こんな時は、一旦思い切って転職活動をお休みしてみてください。頑張っていてもうまくいかない、つらい、という時に無理して頑張るほど、うまくいかない原因になってしまいます。
自分が「つらい」と感じたら、体からの休みたいというサインです。
- 思いっきり寝る
- 好きな映画やアニメを見る
- きれいな景色を見に行く
- おいしいものをいっぱい食べる
このような気分転換をして、心をリフレッシュさせてから、また心機一転させて転職活動に励んでみてくださいね。
まとめ
転職先が1年以上決まらない原因と対策についてお伝えしました。
転職先が決まらない原因は、下記の3つの理由です。
- 転職理由があいまい
- 自分自身のことを理解していない
- 理想が高すぎる
決まらない原因を解消するためには、下記の3つのポイントを考えてみることをおすすめします。
- 転職する理由
- 自分のこれまでの経験を見直す
- 優先事項を書き出してみる
そして、自分1人で進めるより、転職活動の知識を持つ転職エージェントやハローワークなどに相談するのが、早く転職先を決めるコツです。もし疲れてしまったら、一度休んで気分転換をしてから、改めて頑張ってみてくださいね。
ライター:笹まい